2011年5月31日火曜日

ソニーの株価

2011年5月30日 ソニー株価 2,118円
どこまで下げていくのかな。
2010年で底値は2,278円
2009年で底値は1,577円
この2009年の底値はここ10年の中でも一番の底値。
2010年の底値もすーっと抜けたけど、どうなるだろうか。

ソニーの提訴で面白い話が2つ。
一つが5/13記事の「ソニー情報流出で提訴25件」
これは個人情報流出で米国で顧客にソニーが提訴されている。
もう一つ面白いのが「ソニーによるホッツ氏の提訴」
ジョージ・ホッツ氏は米国の20歳有名ハッカーで、アップルのiPhoneを発売直後にSIMロック解除してしまった天才。(当時17歳)
で、ソニーはなぜホッツ氏を提訴したかというと下記のいきさつがある。(日経記事から)
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ホッツは09年末、ソニーのゲーム機「プレイステーション3(PS3)」のジェイル・ブレークを宣言した。発売3年目のPS3のセキュリティーは誰にも破られたことがなく、世界中のハッカーが注目した。
ソニーも懸命の防衛策を講じ、1年近くはホッツの攻撃を跳ね返し続けた。しかしついにホッツはPS3の扉をこじ開け、11年1月に発見したプログラムの改造手法をブログで公開した。
これはPS3で海賊版のソフトが利用できるようになったことを意味し、ソニーのゲーム事業を根底から揺るがす可能性があった。
ソニーはホッツとの戦いの場をサイバー空間から法廷に移す。1月11日、米国の著作権法に基づき、ホッツを提訴したのだ。2月には改造を施したPS3のネットワーク・サービスに制限を加えると発表した。
こうしたソニーの対応にハッカーの多くが反発。ゲームのオンラインサービスから利用者の個人情報を盗み出すなどのサイバー攻撃が相次いだ。
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とこういう理由だ。
そして、記者の著者山田剛良さんはこう付け足している。
『ホッツがハッカーの熱烈な支持を集めるのは、その行動や考え方が若き日のスティーブ・ジョブズ(56)に重なるからかも知れない。アップルを設立する前のジョブズは長距離電話を無料でかけられる機械を開発して小遣いを稼いでいた。ジェイル・ブレイクのはしりである。
若者が己の腕1つで大企業の鼻を明かすジェイル・ブレイクは、米西海岸あたりでは「英雄的な行為」と評価されることが多い。味方につければ頼もしいが、敵に回すと恐ろしい。ハッカーは大企業にとってやっかいな存在になりつつある。』と。

もし、株価が回復してきてもソニーがハッカーに恨まれ個人情報流出の危機に常に晒されていれば反発したからと購入するのも怖い気がする。
まぁ、現在の株安は2011年3月期の赤字、液晶TVに関しては8年連続の赤字などの理由もある。
ソニーみたいな一流企業が薄型TV8年連続赤字なんて考えられないような・・・
ソニーファンもいるだろうに。

とりあえずこれからも、ソニーの株価がどこまで下がるのかチェックしていこう。

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